アンティーク家具の店イチユウ

アンティークを見る眼

アンティーク家具選びの基礎知識

私の父は、桐の家具職人でした。
物造りの素晴らしさは、子供の頃から自然と身についていました。

昨今、父が極めた和家具は、残念ながら現在の日本人のライフスタイルにぴったりとくる…という訳にはいかなくなりました。
自分も椅子の生活をし、洋服を着て生活していると、やはり洋風のライフスタイルにあった生活用具が便利になりました。
そんな私が出会ったのが「イギリス家具」です。

家具についた傷でさえ、家族の歴史の一つと受け止め、大切に使われてきた家具達、これこそが私の求めていた家具の姿だったのです。
現在は便利な時代です。何でも使い捨ての生活です。
日本は、大変不便な時代から、一挙に便利な時代となり、便利を追求しすぎる国だと思います。

イギリスは違います。
多少不便でも古いものを使う余裕があります。
家もそうです。
お金をかけてモダンな現代建築に住む事よりも、不便でも古くからある家を修繕しながら長く住む事を選んでいます。
これこそが生活の余裕だと思いませんか?

イチユウは、私達夫婦が直接イギリスで仕入れた数々の家具、アンティーク家具、シェードや置物などを取り揃えてあります。
そしてこれらの商品は、貴方の生活の一部となる日を待っているのです。

私たちが仕入れの際にどこを見ているのか、お教えしましょう。

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素材:木の知識

家具材には色々あるが、英国の家具についてランク付けしてみると、パイン(松)を1とすると、オーク(ナラ)は2、ウォールナット、ローズなどが4で、マホガニーは8の価値観で評価される。その上にサテンウッドだが、これは突板(つきいた)として使われる。

ちなみに突板とは木材を薄く削いだもので、別の木材に貼り合わせて使う。その木目の美しさを生かすのだが、ここでも板目、柾目を組み合わせて貼るなど、さらに工夫を凝らすこともある。このような「杢合せ(もくあわせ)」がほどこされていれば当然その価値は高い。
また日本製家具にも突板を使ったものがあるが、厚みが違う。日本製の多くは 0.1mm 以下のことが多いが、英国では 1mm 以上が普通だ。

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家具用の材木と年代一覧

 

家具の見極め

アンティークに限らず、家具の作りを見極めようとする時にどこを見ればいいのだろうか。家具にもよるので、今回は箱物家具(箪笥など)についてのコツをあげてみよう。
見るべきものは「引出し」である。引出しをちょいと引いてみただけではだめだ。引き抜いてしまおう。そして、底板、側板(がわいた)、先板、それらの接合部を見れば全体の作りが想像できるのだ。

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素材:木材のパーツ

ダイニングテーブルについて日本では一枚板をありがたがる傾向が感じられる。今回は英国と比較しながら、一枚板とはぎ合わせ板ついて考えてみたい。
一枚板についてどんなものかということに説明は必要ないだろう。
「ムク材で板は厚ければ厚いほどいい。そのほうが丈夫に違いない‥‥」そういう考えはもっていないだろうか。
「はぎ合わせよりも一枚板のほうが良い材料だ。だって高いじゃないか‥‥」そう思い込んではいないだろうか。

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素材:木以外の材料

最近は便利になったものだ。一滴たらすと一瞬にして接着する化学物質が現れた。祖父の時代とは大違いである。
家具職人の祖父は接着剤が必要になると自分で作っていた。
板の上にご飯粒をのせ、先を三角に削った棒で一生懸命に練り上げ、のりを作った。最初は少々水を混ぜるのであるが、途中つばを吐き、ころあいの固さに練り上げたものである。そののりを使って板をはいでいた。
こののりはすぐには乾かないので麻紐で縛り一晩ねかせて乾燥を待つのである。私見だが、桐箪笥はのりの材料が米なので虫がつきやすいのではないかと考えている。

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アンティークに出会う空

私とアンティーク家具との出会いはかれこれ13年程前にさかのぼる。
それは1992年の春、ふらっと店を訪れた留学生の英国嬢と知り合ったことに始まる。
彼女は何度目かの短期留学で静岡に住んでいた。日本語での日常会話は十分OK。簡単な常用漢字も書ける程、日本の生活に慣れ親しんでいた。そして彼女の父親は世界を股にかけて商売しているアンティークディーラーだった。

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家具の歴史雑学

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